裏側矯正は出っ歯が得意!!

Posted on 6月 8, 2015 in 裏側矯正

出っ歯とは

出っ歯(上顎前突)とは、上の前歯が下の前歯よりも前に出ている噛み合わせのことを言います。ひとえに出っ歯といっても前歯だけがでているのか、それとも上顎が全体的にでてしまっているのか、大きく分けて2つに分類できます。

また、出っ歯になってしまう原因としても、遺伝的なものと後天的なものの2つに分けられます。遺伝的なものは顎全体が出ている状態です。後天的なものとして上げられる理由としては、口呼吸、赤ちゃん時の指しゃぶり、舌で歯を押してしまっている(舌癖)、歯を強く噛みしめる、などが考えられます。

出っ歯が体に及ぼす影響

(1)口があいてしまう

歯が前にでているので口があいてしまい細菌がはいって病気になりやすくなります。また口があいているということは口呼吸になりやすく、唾液が乾き、菌が繁殖しやすく、虫歯・口臭の原因にも。唾液には自浄作用(歯に付着したプラークや食べカスを洗い流す)や、抗菌作用(抗菌作用があるリゾチームが含まれており細菌の増加を抑える働き)などがあり口内環境を整える役割をしています。

(2)破折可能性が高まる。

スポーツ、転倒時、などに歯が前にでているので物にあたりやすく、ちょっとした衝撃で歯が死んでしまう可能性が高まります。女性の芸人ハ◯センボンの箕◯さんは出っ歯で歯が死んでいますよね(現在では直しています)。あのような状態は外傷で壊死してしまった可能性が高いです。衝撃や外傷を受けた歯をそのまま放っておくと歯が壊死してしまうので、早急な対応が必要です。

(3)顎関節症

出っ歯は前歯の上下が当たっていないため、奥歯でしか噛むことができない場合が多いです。そのため顎に負担がかかり、顎関節症になりやすくなります。

顎関節症

裏側矯正が有利な点

(1)前歯をしっかりと引っ込めることができる

表側矯正の場合、歯の隙間を使って前歯を後方に下げていく際に固定源となる奥歯がどうしても前方に移動してきて隙間を使ってしまうので、前歯をしっかりと引っ込めることができなくなります。しかし、裏側の治療の場合はこの奥歯が前方に動きにくいので、前歯をしっかりと引っ込めることができ、横から見た口元が美しく仕上がります。

(2)舌が前歯を押すのを防ぐ

表側矯正の場合は前歯を後方に下げる際に舌が前歯を押して邪魔するのですが、裏側矯正の場合は装置があるので舌が邪魔をしないので下げやすいです。出っ歯の後天的な理由として舌で歯を押してしまっていることを上げましたが、このような癖があると、矯正の期間が長引いてしまうケースもあります。裏側矯正の場合はそれを防ぐ役割もしています。

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このように、裏側矯正は他の矯正治療にくらべて最も前歯を下げるのに適しているといえます。

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