矯正中に食べてはいけない食べ物、飲み物とは

Posted on 6月 8, 2015 in 裏側矯正

矯正中に避けるべき食品は

これから歯列矯正治療を考えている方達にとって、矯正中の「食事」は不安要素の一つなのではないでしょうか。
矯正期間中は基本的に何でも食べても良いのですが、なるべく避けた方がよいものもあります。
治療開始後に「知らなかった」とならないように、食事への影響についてあらかじめ知っておきましょう。

矯正中に食べてはいけない食べ物、飲み物とは

【矯正中に避けるべき食べ物】(表側矯正、裏側矯正共通)

・おせんべい、硬いパン、りんごなどの硬い食べ物
装置に当たって外れてしまう可能性があります。

・餅、ガム、キャラメルなどの粘着性のある食べ物
装置に絡まり外れてしまう可能性があります。

・クッキーやケーキなどの甘いもの
詰まりやすいので虫歯の原因になりやすいです。食べた後すぐに歯磨きできない場合は、口をゆすぐなどする方が良いでしょう。

・ほうれん草や春菊のような繊維質のもの
繊維が装置の間に挟まり目立ちます。特に外食する場合は注意した方が良いでしょう。

矯正中に避けるべき食べ物

また、これら以外に矯正の治療の一環として口腔内にゴムを装着する場合があります。その際は色素の強いものを食べると色が染まってしまい、せっかく白や透明のゴムを使い自然に見せているのに矯正装置が目立ってしまう場合があります。そこで、口を開いたときにゴムが見えやすい位置にある場合は着色汚れも気をつけた方がよいでしょう。今回は食べ物の中で特に色素が強いものを紹介します。

【色素の強い食品】

・カレー・キムチ・トマトソース
カレーに含まれる黄色いスパイス「ターメリック(ウコン)」キムチ、また、トマトソースにも若干の着色要素があるようです。これらはゴムの色を染めてしまうので注意が必要です。

・コーヒー・紅茶・烏龍茶・ココア・ワイン
色の濃い飲み物には「アントシアニン」や「カテキン」といったポリフェノール類が含まれています。このポリフェノール(フラボノイドも同じ仲間です)は歯磨き粉などにも含有されているので目にする機会も多いと思いますが、効果はあるものの歯が着色する原因にもなります。
特に歯の根っこの部分が着色しやすいのですが、この部分のホワイトニングは難しいとされています。そこでもし歯茎が下がっていて、根っこの部分が露出してまっている場合は特にこれらの飲み物は避けた方がいいでしょう。
紅茶は特にステインが着色の原因になります。歯のエナメル質の細かいひびから染み込み着色が蓄積されていくので、毎日飲む場合は注意が必要です。逆にジャスミン茶などはステインがつきにくいようです。お茶を飲む場合は色素の薄いハーブティーなどを飲むようにするのが良いでしょう。

・ブルーベリー・ビルベリー
こちらにも前述した「アントシアニン」が含まれております。アントシアニンは青紫色の色素体で、食品の中には他にも紫キャベツ、紫芋、黒豆、黒ゴマなどたくさんあります。その中でも特に含有量が高い、ブルーベリー、ビルベリーなどは注意したほうが良いでしょう。

色素の強い食品

いくつか挙げてまいりましたが、着色が気になるけどどうしても食べたいという場合はゴムを変える調整がある前日などにまとめて食べる方がいいでしょう。また表側矯正ではファッションとしてカラフルなゴムをつける習慣もありますので、あまり気にしすぎないで、キレイな歯並びに向けて頑張りましょう。

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